casa ballena

昭和後期に建設された木造住宅の改修。過剰に仕切られた間仕切りを撤去し、家族4人の現在の寝食スタイルに見合った住まい方を提案した。 家全体の通風と採光を期待して2階の床を一部減築し、大きな吹抜けを設けたが、既存の物入れを残したことで、吹抜けはいびつな形状となった。そこでいびつな壁面を太陽の運行に合わせたスムースな曲面とし、柔らかな光が差し込む吹抜けをつくっている。 ​曇りの日でも照明が不要なほどの光の壁となり、夜間には柔らかな光の壁となるクジラ形の採光装置が、この家の性格を特徴付けている。

クレジット

  • 設計
    現代設計株式会社
  • 担当者
    村重盛紀
  • 施工
    有限会社ジェイピー
  • 撮影
    Joaquín Mosquera [idearch]

データ