
DATA
- ビルディングタイプ
- 墓地・霊園・斎場・火葬場
- 構造
- 鉄骨造
- 工事種別
- 新築
- 延べ床面積
- 555.01㎡
- 竣工
- 2021-03
CREDIT
- 設計
- ACCA
- 施工
- 北斗工業エンヂニアリング
- 構造設計
- 北斗工業エンヂニアリング
- 撮影
- ナカサアンドパートナーズ
もともと銭湯だった建物を利用したプロジェクトである。 葬祭場ということで、銭湯の風呂場であった天井高のある空間を最大限活用し、そこから広がるゾーニングプランをスタートした。 日本での葬祭場のスタイルはさまざまだが、ここでの葬儀は1組のみの規模となり、6人ほどが宿泊できる親族部屋がある。八戸エリアでは、いくつかの葬祭場が存在するが、その中でも上位クラスのデザイン性とホスピタリティ性の高い施設を目指した。 葬祭場であるこの施設のコンセプトは「ESSENCE OF LIGHT」。光のシークエンスによる静謐な佇まいや陽光、穏やかな風が感じる要素をアートや仕様素材によってコンセプトをイメージし、つくられたものである。 天井高のあるメインホールの天井には交差した木格子のデザインによって、象徴的なフォルムをつくり出した。そのフォルムから漏れる陽光によって、さまざまな束の間のフォルムをつくり出し、視線の動きに合わせた美しい光を感じることができる。光の出現と消滅は、生と死の間の私たちが時の流れの中に存在していることを証明している。