
名古屋の中心に位置するマンションのリノベーション。マンション特有の間仕切りで本来の広さ、奥行を感じることが出来ない物件だった。計画としてまず考えたのは水廻りをセンターコアとし、その周辺を回遊できる間取りとした。風が通り、奥の光も感じられる奥行のある空間となった。また、高さよりも奥行を意識して全体の色を抑え、時間とともに流れる光と影や手触りなど、五感に訴える素材使いとした。玄関に足を踏み入れた時に感じる日常の中の自分だけの特別な空間。奥へと誘うアールの壁と特注で製作したプリミティブなレンガはその役割を存分に果たしてくれてている。
10