




PROJECT MEMBER
岡山県岡山市での美容クリニックの計画である。 既存躯体の雁行した平面形状により、クリニックに必要な諸室に対する動線が非効率的なものとなることが予想されたため、円形スペースを中心に配置し、諸室をパノラミックに相互接続する計画とした。施術メニューによって、最初に案内するスペースも来院者ごとに異なるため、オペレーションのフレキシブルさに対応するとともに、受付カウンター・カウンセリングルーム・パウダールーム・ソファや什器などが、そのシンプルな円形幾何学の中に序列なくぽつぽつと置かれることで独特な浮遊感をもたらせている。 また、歩行する場所など限られたポイントに照度を与え、明暗の濃淡をつけた柔らかくムラをもつ空間とし、隣接するもの同士が、やや間合いを感じるような離散的なインテリアを創出しようとした。機能的立地的に求められる品や程よい高級感といったものを、間のある相対的な距離感へと変換しようと目指した。

