
日本を代表する世界的なタイヤブランド「ブリヂストン」の企業ミュージアム。 タイヤという誰もが知っているソリューションを軸に、ブリヂストンが目指す新しいイノベーションを子供にもわかりやすく、体験を通じて知ってもらえる施設を目指しました。従来型の活字やパネルに頼った説明的な展示空間を脱却し、環境や光、身体や体験を通じて理解を深めてもらう、挑戦的な試みです。 それぞれ個性を持った4つのゾーンの体験を介してブリヂストンのこれまでの歩み、魅力的な製品、モビリティ社会、最新のテクノロジーについて知ることができます。 「1.WHO WE ARE」ゾーンでは、一筋の赤いラインを空間に走らせ、それを辿ることでブリヂストンの歴史を知ることができます。「2.WHAT WE OFFER」ゾーンでは、様々な車両タイヤが勢揃いする「タイヤパーク」を中心に、今までつくられてきた製品やこれからのソリューションを学ぶことができます。「3.HOW WE CREATE」ゾーンは、透過膜で空間を仕切り、ラボのような雰囲気の中で、新しい製品をプロモーションします。「4.WHERE WE GO」ゾーンでは、体を包み込むような映像でブリヂストンのイノベーションを体感、没入することができます。 エントランスのダイナミックなドットアートは、来館する人々、原寸大の車や飛行機、その背景の木々がレイヤー状に重なることで、ブリヂストンのCSR体系に掲げる「Mobility」「People」「Environment」が一枚のアートとなるようにデザインしました。折り重なる風景の中に太陽光が差し、床面に美しい影を落とします。11種の車両が原寸でレイアウトされ実際のタイヤの大きさを体感できます。ドットアートの大きさは全長は35メートル、全高7メートル。様々な大きさの約3万個のドットを手作業で配置し、子どもたちが宝探しをするために、数カ所にロゴマークが隠されています。 子どもたちがブリヂストンを身近に感じ、お父さん、お母さんにキラキラしながら体験を語ってくれる「リバースエデュケーション」を目指し全体のデザインをしました。