THE LIVELY AZABUJUBAN TOKYO

ビルディングタイプ
ホテル
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416
日本 東京都

DATA

CREDIT

  • 設計
    DESIGN STUDIO CROW
  • 担当者
    藤本泰士、亀田幸希、末木なな子
  • 施工
    長谷工コーポレーション、グラフィック・サイン計画:ライ、映像アート:HERE.、照明計画:大光電機、植栽計画:en景観設計、アートワーク:ザ・ヴィンテージハウス
  • 撮影
    益永研司 / 長谷川健太

東京・麻布十番は300年以上の歴史をもつ商店街をはじめ、外国人や富裕層が住まう高級住宅や大使館が並び、下町情緒と気品さを併せ持つ洗練された大人の街として知られている。 ライフスタイル系ホテルの新たなブランドとなる「THE LIVELY AZABUJUBAN TOKYO」では、”LIFE、URBAN、PLAY、WORK、TECH、SOCIAL”といったキーワードを軸に、都会に集う感度の高いゲストの為の、クリエイティビティかつ快適さを追求したホテルとなる様、さまざまな思考が詰まったゾーニング計画やデザイン演出を行っている。 緑と光に包まれたメインエントランスを抜け、2階へ進むと天井高20mの壮大なスケールのアトリウムロビーが広がり、吹き抜け上部まで続く4本の光柱と天吊のメタルアートがゲストを出迎える。これらは都内上空から見える夜景と建物をモチーフとしている。ロビー正面には大きな液晶パネルを設けて、"THE LIVELY"のブランドイメージをヴィジュアル的に表現したデジタルアートが映し出される。隣接するラウンジではコワーキングエリア、ドリンクエリア、プレイエリアなどのセクションに分かれており、発見、情報、機会が行き交うパブリックスペースとなっている。 全62室あるゲストルームでは、実際の面積よりも広く感じながら過ごせる様、洗面室は開閉出来るようなレイアウトにし、家具においても空間をより有効活用出来る様、ハシゴをモチーフにしたキャッチーなデザインとしながらも、TVキャビネットを開くとデスクに変わるなど、使っていてワクワクする様なギミックを取り入れている。 最上階に位置するTHE LIVELY BARでは、多様性が求められる2階のラウンジとは対照的に、アルコールと音楽がメインである夜の顔に特化した個性的な趣向を凝らした環境作りをテーマとしており、鋼管パイプのバーカウンターを中心にベッドの様なルーズな家具、植栽、そして天井の無作為に交差するライン照明が都会の夜景と共に浮かび上がっている様な、幻想的な演出を行った。

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物件所在地

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