




計画地は、長野県松本市の山と田園に囲まれた、南北に長い敷地。 恵まれた環境の中で、ここでの素直な佇まいとコストの追求を模索している。 まず、支持地盤が低かった為に、地盤改良が必要であったが、改良はせずに支持層まで掘り下げ、建物を埋めることとしている。 それによって大量に出た土は、周囲に盛ることで残土処理を削減し、周囲に埋没することとなった。 コンクリートによるトンネル状の建築の壁は、外部側を一般型枠の千鳥貼り、内部側はモクセン板によって組み、そのまま打ち込みとしている。それによって、脱型・断熱・遮音・仕上げ工事を省き、大きなコスト削減を図り、間仕切り壁は、プライバシーのプライオリティによって高さを変え、全て置き家具化することで工期の短縮を図っている。 部屋の中では床が下がっており、そこに入る様子は、小動物がねぐらに潜る様子のようでもあり、外壁のコンクリートは一枚一枚型枠にズレを作り草を編んだ状態が抽象化されている。 小さなねぐらのような住宅は、コストを徹底的に追求した上で、静かな環境に過ごす為の小さな住宅となり、 その合理性もまた、自然界の行為と類似するのかもしれない。。。
5

