
DATA
- ビルディングタイプ
- 共同住宅・集合住宅・寮
- 構造
- 木造
- 工事種別
- 新築
- 延べ床面積
- 189.78㎡
- 竣工
- 2021-05
CREDIT
- 設計
- 株式会社no.555一級建築士事務所
- 担当者
- 土田 拓也 新倉 桃子
- 施工
- 江中建設株式会社 、電気設備設計:EOS plus、衛生設備設計:EOS plus
- 構造設計
- 株式会社シェルター
- 撮影
- 森 政俊
世田谷 桜新町の共同住宅。 元々は縦列駐車で4台ほどしか停められない駐車場であった場所で、片側で4m程の幅員があるものの、その反対側では3mを切る幅員。 ここに共同住宅を計画したのだが、ワンルーム6世帯の他、シェアキッチン・シェアリビング、そして屋外広場といった共有スペースを持つ。 幅員の狭さから廊下は設けることができない為に、2つの縦動線となる階段を2つ設け、各住戸に直接アクセスする最短ルートとしている。 1階には、住人が利用できるシェアリビングとシェアキッチン、そして屋外広場を設け、住人同士だけでなく、 周辺近隣とのコミュニケーションの場となることも意図している。 オープンスペースの壁が八の字に道路に開く事で、圧迫感を軽減し、そして地域に少しでも開こうとする意思表示でもある。 構造的に不利な薄っぺらい平面計画では、弱軸を補てんするために木造の2重壁を所々に設けているが、狭小建築の中で、 その厚みを感じさせない事に注意しながら、効率の良い位置に最小限に設けている。 以前は駐車場として地域にとっては無に近い存在であった場所が、地域に還元できるような存在となることを祈っている。
16