




最小必要寸法が決まっている、ヘッドスパサロン、ボディーエステサロン、アイラッシュサロンと付随するいくつかの機能を33㎡の中に組み込む、自由ヶ丘で営まれるサロンの拡張移転プロジェクトです。 必要な作業スペースや動線に対して、可動間仕切りによる可変性や、各部屋間の音の考え方、空調設備の効率的な配置等、すべてが最小限の空間を成立するための検討事項になります。コンパクトなスペースの中に、如何にスムーズな動線をつくりながら、クライアントのイメージに近付けることができるのか、総合的な計画が求められました。 斜線が印象的なファサードのスチール窓は客席の正面の壁に美しい影を落とします。この斜線の角度は、内部での作業内容と外部からの視線の関係性、エントランスの動線から導き出しています。細切れのフレームはリズムを生み、視線を分散させます。 小さな空間では一つの要素が全体に大きく影響するため、素材や色、スケールを綿密に検討しています。それらの要素がちりばめられることで、訪れる人がそれぞれ気になるところを見つけられるような、多様性のある空間になりました。 ウォールナットやオークの造作、真鍮の小物等、新しく設えたものたちが、躯体から感じられる時間の経過を受け入れ、サロンと共に変化していく事を期待しています。
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