KRD Nihombashi

ビルディングタイプ
医療施設
3
121
日本 東京都

DATA

CREDIT

  • 設計
    SHIP ARCHITECTS、設計協力:まる・ち 、設備:株式会社 設備計画、照明:EOS plus、家具:E&Y
  • 担当者
    SHIP ARCHITECTS/平山真,斎藤裕美、まる・ち/知念里奈
  • 施工
    株式会社アズ
  • 撮影
    矢野紀行

日本橋・中央通り沿いに建つビルに入る健診センター。「歯」「目」「血」、通常の健診項目に加え、これらの項目について専門性の高い検査も行うことで、より高精度の健診を行うことができます。 平面計画では、大きな開口部スペースを最大限に生かし、ロビー・ラウンジ・ライブラリーがある一方、コア側・壁側には各種健診室が配されています。長細い平面形状を持つ施設内には、35mのまっすぐに貫かれた軸線が間接照明とともにゆるやかに診察動線を導くと同時に、視線が通ることで運営オペレーションの効率化にも寄与しています。 またこの施設には、小さなライブラリーが併設されています。山口博之氏によるブックディレクションのもと、「生きることのWHYとHOW」をテーマに、さまざまなジャンルから選りすぐられた本が並び、受診者の方々が健診科目の合間の待ち時間を利用して、自由に手に取ってもらうことができます。  なぜ健康でありたいと願うのか = WHY  どうやって健康であろうとするのか = HOW WHYからは「旅」「仕事」「恋愛」「食」など、HOWからは「運動」「食事」「コミュニケーション」など、普段は気付くことのなかった意外な1冊に出会えるかもしれません。手にした本は、思い思いの場所で、ゆったりとくつろぎながら読むことができます。 腰を落ち着ける椅子やソファは、場所場所によって機能のメリハリをつけることで、のんびりと居眠りをしたり、集中して仕事をすることもできるよう配慮しています。 比較的長い時間を過ごすことが多い健診。その時間と空間を、単に受診をするという受動的なものにとどまらず、ここを訪れることで、自らのカラダと向き合い、そして更にその先の自身のあり方を見つめられるような、新しい気づきや再発見をできる能動的な場となることを目指しています。

物件所在地

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