高田寺のガレージハウス

ビルディングタイプ
戸建住宅

DATA

CREDIT

  • 設計
    森川洋平建築設計事務所
  • 施工
    タマケンホーム
  • 構造設計
    タマケンホーム
  • 撮影
    多田ユウコ

計画地は住宅街でありながら周辺を田に囲まれた場所で、奥行きの長い敷地形状でした。クライアントからの要望は、周りからの視線を気にしない生活がしたいと言う事と、車好きのご主人からは住居とは別棟のガレージが欲しいという事でした。奥行きの長い敷地形状の為、空間が単調にならないようにゾーニングを繰り返し、2階部分のボリュームを有りとするか無しとするかで空間にアクセントを持たせる計画としました。南側道路から順に駐車スペース(外部)、ガレージ(ロフトあり)、中庭(外部)、リビング(2階あり)、ダイニング(吹抜け)水回り(2階あり)と言った空間の構成としています。エントランス、アプローチから続く玄関、階段ホール、廊下のラインをそろえ、奥行きの長さを強調した1階部分の見え方に縦方向の高さ空間が加わり、より開放的な空間にすることができました。吹き抜け部分の廊下は、ルーバー床にすることで出来る限り床の存在を無くし、2階のボリューム無しのコンセプトに近づけています。また、中庭とガレージの位置関係をつなげる事で、ガレージを車の場所だけで終える事なく、車を出すことで中庭と一体で使える屋根付き外部空間とすることが可能となっています。このガレージにはロフトがあり、ご主人の趣味のスペースとなっています。

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