HULIC &New SHINJUKU

新宿東口アルタ前の広場から視認できる一等地にヒューリックの商業シリーズHULIC &New として計画。「何色も拒まないような透き通る美しさ」をもった白いPCパネルを反復させたファサードが特徴である。 新宿区東口地区計画の第一号として斜線緩和を活用。歌舞伎町区役所通りへと続くモア五番通りに面し周辺は世界有数の繁華街であり袖看板が文化的特徴となっている。 コアテナントが決定していた1〜4階、新宿区東口地区計画上のガイドラインである100尺ライン、100平米区画の合理的なボリュームである10〜12階、3つのセットバックを隅切りのある平面形状のまますることでボリュームを分節反復させ建物全体のボリュームをリズミカルに一体感のあるものとするとともに高さのある建物の周辺に対する圧迫感を軽減し周辺環境との調和を図った。 隅切りと並行な白いPCパネルを屋外避難階段から2m範囲の耐火壁として挿入し反復させることで袖看板が並ぶ街並みと呼応しつつ、品格を以て商業施設で必要な視認性を確立させた。 セットバックによって生み出された3つのバルコニーには植栽をしインテリアと街並みへ潤いを提供。ファサードにはLow-e複層ガラスを採用し縦強調のサッシが西日を遮る。商業施設ではあるがヒューリックブランドとして最大限の環境配慮を採用しこれからの商業施設のベンチマークとなることを願う。

チーム

メンバー

クレジット

  • 設計
    ETHNOS、機械設備:イーエスアソシエイツ、電気設備:環境トータルシステム
  • 担当者
    櫻井建人
  • 施工
    大成建設
  • 構造設計
    ARUP

データ