HULIC OMORI Bld.

JR大森駅東口前の緑豊かなバスロータリーに面した絶好のロケーションに医療モールを中心とした複合商業施設の計画。各階テナントが直接駅前広場に開かれた玄関を持ち、かつ基準階100%の有効率が実現できる様、屋外廊下にてアプローチできる様にし、そのアプローチ空間を魅力的に、また緑豊富な周辺環境と連続させるため提案した。室内外側からも楽しめる壁面緑化を配したバルコニーを設けることで西陽をさえぎりながら潤いのある印象的なお迎えを演出する様計画。 大森の名前にちなんだ駅前広場の緑との連続性、植栽を介した各ショップの賑わいの露出がこの建物のイメージ、ブランドを形成。バルコニーは容積除外であり、避難バルコニーとしても機能、1フロア2テナント時もバルコニーを介して出入りすることで貸床面積を減らす事なく対応可能となり事業性にも寄与している。 事業性の厳しい商業施設において、街並に寄与できる公共スペースの展開が少し元気のない大森の将来を支えるものと考えた。この建物によって活気づけられれば施設の収益性もあげらると考え事業性との調和を図った。 低層部は収益が高いので条例緑化義務による地上緑化を壁面緑化へ振替える事が大きな道筋となった。

チーム

メンバー

クレジット

  • 設計
    ETHNOS 機械設備:イーエスアソシエイツ 電気設備:環境トータルシステム
  • 担当者
    櫻井建人
  • 施工
    西松建設
  • 構造設計
    ARUP
  • 撮影
    nacasa&partners

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