
靴、バッグの修理やクリーニングを行なう靴専科のリブランディングプロジェクト。 お客様に、修理技術の高さや接客の丁寧さを感じてもらいながら、ハイブランド品を含め様々な品をお預かりするに相応しい、高級感や上質感を表現した空間とした。 また、将来的な多店舗展開を見据え、カウンターやお預かり品の保管棚などの、店舗として必須となる機能部分をデザインの軸とすることで、既存の店舗条件に左右されずにブランドの世界観を一定のクオリティ以上で展開し、表現し続けられることを目指した。 カウンター背面には、”誰が使っても綺麗に保てる”という木製の治具を組み込んだ棚を設け、細かな寸法検討を行い、店舗運用やスタッフの所作についてもデザインの対象とした。 計画としては店舗側と修理室を明確に区切ったことで、店内を清潔に保ちながら、ガラスの開口部越しに、靴の修理に真摯に向き合うプロの仕事を見られるという体験を提供する。
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