
PROJECT MEMBER
現物機能の不合理性による、存在価値の合理的追求。 静岡県熱海市に開業した、喫茶店併設の合宿所である。別荘として使われていた平家と、同敷地内の住居として使われていた二階建屋、どちらも空き家となっていた建物を改修した。 この施設はデザイナー自らが事業主体である。 平屋を半分埋めたような意匠に物理的機能はなく、不合理で無駄なものである。 しかし、その結果の浅はかなインパクトやデザイナーの作家性、施設のシンボリック化における存在価値に合理性を求めた。 デザイナーとして、事業者として実験的な場づくりを行うことが、他者(施設利用者)への創造性の伝達を実現する。
10