鎌倉の家

ビルディングタイプ
戸建住宅

DATA

CREDIT

  • 設計
    伊藤寛アトリエ 左官:勝又左官 家具:玉橋木工所
  • 担当者
    伊藤寛、清水千穂
  • 施工
    成幸建設
  • 撮影
    伊藤寛

この家は背面を山に囲まれ、南は遠くの山並みを楽しめる鎌倉らしいロケーションにある。 夫婦+子供2人の4人が暮らす家。外部は背後の山から覆いかぶさるように茂る樹木の影響を考慮し、屋根、外壁共に板金で包んだ。軒の出を無くして表面を金属で包んだ事でこの家は一つの塊の様に見える。その単純な輪郭の中から玄関ポーチやベランダや屋上テラスなどの外気に触れるスペースをえぐり取ることで、この建築の姿が決まった。1階には寝室や洗面所などの個室が納まり、2階は船の甲板に出てきたようなオープンな一室空間となっている。2階はキッチン、ダイニング、書斎、将来区切って使える子供室があり、また、屋根をくりぬいたルーフテラス越しに背後の山や空を望む事が出来る。 2階はカネ勾配の三角屋根がそのまま室内の形になっている。外周部の室内側は壁と天井は全て漆喰が塗られ、光の陰影が美しい。

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