松子快餐

ビルディングタイプ
レストラン
1
82
中華人民共和国 Zhe Jiang Sheng

DATA

CREDIT

  • 設計
    堤由匡建築設計工作室
  • 担当者
    堤由匡、洪秀秀、羅帥鵬、※彭瑶君、※張斯朗  ※=インターン
  • 施工
    杭州豊元装飾設計工程有限公司
  • 撮影
    Sensor見聞影像

杭州西湖湖畔の三階建古民家全体を日本食の飲食店へと改修した。観光客の人通りが多い一階路面には、客単価が低く回転数の多いファストフード店を計画した。 天井高の低い古民家であるため、大きく天井を変化させることはできない。また機能要求を満たしていくと、不規則な平面となり、外の通りを歩く観光客に店の奥行きを見せにくように感じられた。そこで日本の伝統建築でしばしば用いられる、船底天井を応用することにした。緩い勾配をつけることで、低い中にも空間の広がりが感じられる。さらに太めの天井パネルを上下交互に配置し、頂部を奥へと誘うように曲線でつないでいった。天井パネルが壁にぶつかる箇所はそのまま降ろし、壁のデザインとしている。 日本では細長い長屋のことを鰻の寝床と呼ぶが、この食堂ではのちに鰻を主商品として売り出すことになり、「鰻の寝床」のような空間デザインと商品が図らずも一致することになった。

物件所在地

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