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60歳過ぎられたご夫婦の趣味を楽しみながら充実した生活を送るための終の住処を計画。細長い不整形地の土地に対し、割けたような切妻屋根が特徴的な住宅を設計した。住宅や集合住宅が建ち並ぶ周辺環境のため、西側と東側は閉じ、南北方向と上下へ抜ける構成とした。細長いイエ型ボリュームを敷地形状に合わせてハスに構えるように外壁と屋根をずらすことにより、敷地を最大限有効活用するとともにプライバシーを確保しながら、開放的な生活を可能としている。また、平屋のようなボリュームと6寸勾配の切妻屋根により建物の高さを抑え、周囲への圧迫感を軽減している。 下層に3台の駐車スペースと趣味室・倉庫を確保しつつ、上層に高低差を活かしたスキップのあるワンフロアの広々とした室内空間を実現している。遮熱式複層ガラスがはめられた屋根の隙間から降り注ぐ自然光が、室内に明るさをもたらし、南北方向へ抜ける空間構成によって風の抜けが生まれ、快適な温熱環境となっている。 お互いの気配を感じられ、安心して夫婦が共にこれからの充実した生活を送ることのできる終の住処となることを願っている。
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