島原のオフィス

島原港の目前に位置し、島原港に面する海と雲仙岳の眺望を望むことが出来る位置に今回の計画地はあった。 南側には島原港、西側には雲仙岳を望む事が出来る為、この景色を眺めながら仕事の出来るオフィスを計画したい、同時に、大通りに面する為、道路との見合いを極力なくしたいとの要望があった。 道路との見合いを軽減すると共に、極力、眺望を確保するため、斜めに外壁を振ることで、周囲からの視線を遮り、かつ最大限の眺望を確保出来るような計画とした。 斜めの外壁の一定のリズムの中に、ランダムな開口を設けることで、単調ではなく変化のあるファサードデザインを生みだすことが出来た。また、斜めの外壁は、時間と共に陰影に変化をもたらし、ランダムな開口から漏れる光と合わせて、時間とともに刻々と表情を変化させていく。 斜めの外壁はインテリアではニッチの役割を果たしており、ホールのニッチはディスプレイ用として、会議室、事務室では棚として利用することが出来る。ニッチも開口同様にサイズ、位置をランダムにすることで、単調ではなく変化のある空間を生み出すことが出来た。

チーム

メンバー

クレジット

  • 設計
    DAN設計室、設備設計:株式会社 第一電設
  • 施工
    株式会社 星野建設
  • 構造設計
    株式会社 永田構造設計
  • 撮影
    Keishin Horikoshi / SS Tokyo

データ