蕎麦前居酒屋はんさむ

ビルディングタイプ
バー・居酒屋
3
302
日本 東京都

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 設計
    WIZU アートペイント:TENGU WORKS アートプロデュース:NOMAL.Inc 厨房機器:ケーピーコーポレーション
  • 担当者
    土屋匡生、西浦佑亮、中野実咲、若狹悠輝(TENGU WORKS)
  • 施工
    WIZU
  • 撮影
    WIZU

神泉駅から徒歩1分。裏渋谷通りの緩やかな坂道に位置する、蕎麦ダイニングの内外装計画を行った。 世田谷で2店舗経営する店主が、街の居場所となる蕎麦屋を。という思いで新たに選んだ舞台は、賑わいと落ち着きの共存するまち神泉。 全てのお客様の顔が見える広さで店舗を展開したいという店主の想いから今回は過去最小面積の11坪の店舗が舞台となり、裏渋谷という場所性を含有した新しさと挑戦を体現する店舗となることを設計面で期待された。 人通りの多い通りに面したファサードは、開放性と落ち着き、活気と静けさのような相反するテーマに答えるため、大きな木製の引き戸を計画した。 大きなガラス面が内外を繋ぐこの建具には、店内での振る舞いを通りに映しつつ、重量のある動きがにぎやかな周辺環境から店内へ一歩入る間を調律する役割を持たせている。 店主の手作りにこだわる姿勢に倣い天井には1本1本曲率が異なる竹造作で大らかな風景を作り出した。 客席には1枚の無垢板を分割し作ったテーブルで、分かれても、複数名のグループで繋げて連続しても表情を楽しめるデザインとした。 ウォールアートは蕎麦から着想した枯山水アートをアーティストが描き、金箔や銀箔で風景に艶やかな輝きを施した。 ひとつひとつのディテールを、つながりと開放性をテーマに紡いでいき、神泉という街の居場所となる空間になることを期待している。

物件所在地

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