西ヶ原の家

ビルディングタイプ
戸建住宅

DATA

CREDIT

  • 設計
    roovice
  • 担当者
    荒井良太
  • 施工
    roovice
  • 撮影
    中村晃

東京の中央北に位置する西ヶ原にあるこのプロジェクトは、2階建ての一戸建てをリノベーションしたものです。 最初のアプローチは、オーナー自身が製作した家具を使って、自分だけの空間をつくるDIYな暮らしがしたいという思いから始まりました。 1階にはスタジオ、ベッドルーム、バスルームがあり、2階にはリビング、キッチン、小さなトイレ、キッズルームが配置されています。1階は断熱材を入れたものの、まだ寒く、快適に過ごすには難しい状況でした。そこで、南面全体に窓を配置し、リビングに自然光と熱を取り込むレイアウトにしました。 DIYの思想がもたらした不揃いの木造部材の不完全さが、デザインされた空間の精密さや丁寧さと混ざり合って、この家は二重の性格を持っているようです。 西ヶ原の家は、デザインされた空間が好きな人にも、非合理的な空間が好きな人にも、それぞれに合った雰囲気を提供することができるユニークな住宅です。

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