
DATA
- ビルディングタイプ
- 共同住宅・集合住宅・寮
- 工事種別
- リノベーション
- 延べ床面積
- 87㎡
- 竣工
- 2017-01
CREDIT
- 設計
- R.E.A.D. & Architects
- 担当者
- 岡田一樹・岡田絢子(R.E.A.D. & Architects)
- 施工
- 有限会社 泰
- 撮影
- Masaya Yoshimura, Copist、Takuya Furusue、R.E.A.D.
ギャラリーのような一繋がりの空間で家族が永続的に美しく暮らすことを追求したリノベーション 夫婦と子供2人が暮らす、東京都内の閑静な住宅地に建つ、中規模マンションの北向き住戸の内装リノベーション。主題は、「家族が一繋がりの空間で共に過ごし、美術館のようにお気に入りの品々を置いて、いつまでも美しく暮らす」こと。暮らしの中核をなすリビングスペースは、光、風、永続する隣地の寺の境内の緑への眺望を取り込んだ、広くて明るい一繋がりの”L”型の空間とし、設備や収納など暮らしに必要な機能を適正に確保した上で、コンクリート現しの梁と天井、ミニマルなディテール、端正なヘリンボーンの床でシンプルに構成した。所々に配置した棚には家族のお気に入りの本や品々、アートワークやグリーンが置かれ、窓外には境内の緑が四季の移ろいを見せる。奇をてらわず、住空間に必要不可欠な光、風、眺望、空間、素材といった本質的要素のみを建築として昇華させたワンルーム空間は、日々忙しない家族の暮らしを優しく包み込んでいる。