




神奈川県の駒岡、地域に愛された銭湯の跡地に建つ集合住宅。 賃貸住宅における付加価値を見つめなおし、 普遍的な心地よさを最大限に取り入れるように計画をしていった。 旺盛な植栽に招かれるように奥へと伸びるエントランスを抜けると、 銭湯の時代よりこの地にあった松をシンボルとして据えた中庭。 吹き抜けから明るい自然光が差し込み、東西に配したアプローチから気持ちの良い風が入り込む。 中庭を囲うように外廊下によって繋がる住戸は、 多様なライフスタイルにも対応する様々な間取りと、 壁を少なく余白を残し、手触りの良いプレーンな素材で仕上げたインテリアによって、 住み手が自由に暮らしを楽しむことができるつくりとなっている。 人が普遍的に感じる心地よさや、豊かさに寄り添い、それに重きを置くことで、 暮らしを楽しむきっかけとなるような建築を目指した。

