Unison

ビルディングタイプ
戸建住宅

DATA

CREDIT

  • 設計
    富谷洋介建築設計
  • 担当者
    富谷洋介
  • 施工
    コーユー創建株式会社
  • 撮影
    123.95㎡

「家を建てるのが夢だったなんです」というクライアント様ご家族の依頼を頂き、土地探しからお手伝いをさせて頂いた住宅の計画です。 一年以上をかけ探した敷地は大きな公園が近い閑静な住宅街、来客が多いと考えられる事から駐車スペースとして数台を確保できる広い敷地でした。 プランの条件として特徴的なのは、ご趣味のダンスルームとして防音室を備えるという事でした。この室はオーディオルーム・ホームシアター・ミニバー・ダーツなどを楽しむ室でもあります。 音を出す用途があるこの室は外部への開口部を最低限とし、防音化され、またコンクリート床が必要でした。近隣環境から検討し、まずこの室を敷地の北西側に配し、その周りを防音層のように囲むように南・東面して採光するLDKを配しました。 庭を囲むようにL型したプランで南面させたリビングは採光角度の検討から壁の1面を斜行させ台形平面としました。 生活スタイルからリビングの一角に2台分のパソコンデスクが必要でしたが、機器周りは配線などでごちゃ付きがちですので、階段踊り場を拡張したロフト空間を腰壁で目隠しし、リビングと隣接しつつも目線を見え隠れとしたカウンタースペースを得ることが出来ました。断面的にテレビ上部のデッドスペースを利用しています。 個室群・水周りは2階に集めており、ひし形の吹き抜けを巡るようスキップフロアを繋ぐ導線が螺旋状に階上へと上がります。 途中ホールには「セカンドリビング」と名付けた小さな小上がりを設けています。こちらはごろ寝でも、子供の遊び場でも、書斎のように使っても、来客の寝室にも、平時は物干しスペースやアイロンスペースとしても使えるというユーティリティスペースとなります。 小さな用途のないスペースは、名前のある室を設けるほどではないが、生活を補うゆとりを与えてくれます。 リビングで誰かがテレビを見て少し騒がしく使っていてもここで落ち着いて小説を読むこともできたり、来客時は子供がここでおもちゃを広げてもよかったり、空間は螺旋状に一繋がりだけれど直接は見えず、音や気配を互いに伝える程よい距離感を生み出しています。 プライベートを楽しむ空間と、住宅として必要な機能を住まいの中で共存させ、公・私ともに豊かで充実したライフスタイルを送るための家族の拠点として、ご趣味の用語でもあり、「調和」を意味するUnisonと名付けました。

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