
PROJECT MEMBER
国や地域の垣根を越え様々なデザインが表現されている中で、素材・構成に日本の良さを取り入れたいと思った。それらをそのまま表現するのではなく、手漉き和紙と液晶ディスプレイ・土とステンレス・奄美大島の泥染め突板と剥き出しのダクト等々、今まであまり交わらなかった素材を対比させる事で、より一層素材の良さを際立たせてる。一方で、客席3箇所に鎮座する大型コの字テーブルは兜町という土地柄を活かし証券取引所の旧立会場を感じさせる形と、その当時の活気をイメージした。そのテーブル上部に吊られた液晶ディスプレイには、産直食材の新鮮さ・臨場感・活気が映し出され、各箇所のオープンキッチンから伝わる熱量がより増幅される。