LAND.

ビルディングタイプ
美容
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日本 大阪府

DATA

  • ビルディングタイプ
    美容
  • 延べ床面積
    59.4㎡
  • 竣工
    2019-08

CREDIT

  • 設計
    SIDES CORE
  • 担当者
    荒尾宗平
  • 施工
    THE
  • 撮影
    太田拓実

美容室とアイラッシュの併設店舗の計画。テナントは木造平屋の物件で、間口はとても小さく奥行きがあるもので、昔の長屋のような趣があった。 その特徴を生かし、奥まで見通せる路地をつくり、奥へと路地を進むと各エリアが層となり展開する空間とした。玄関にはのれんをかけ、表から見ると路地へと視界を限定されることで、人の意識がのれんをくぐり、路地の奥、さらに格子の向こう側へと引き込まれ、見えない店内への想像が膨らむようなファサードとした。 美容師とアイリスト夫婦のための店舗を併設するにあたり、2人はお互いの仕事を協力して運営するが、美容室とアイラッシュのサービスの違いから、エントランスから2つの動線に仕分ける必要があった。 アイラッシュの部屋は受付から直で入れるようにし、床のレベルを+900mmとすることで美容室と視線レベルを変え、内部からの間仕切り高さをH=1250mmとしてもプライバシーを確保できる開放的な空間となった。あいた床下の空間はクロゼットや収納スペースを内蔵し、受付の機能を集約している。アイラッシュのBOX状のエリアと受付カウンターは、階段箪笥のように家具と建築の中間的な位置付けで、共通のL型木製支柱によって積み上げられた特徴的な造形がファサードへも浮かび上がるアイキャッチとして機能する。カウンターの段はディスプレイとして、お店でセレクトしたアイテムの販売を行う場所にもなる。 カットエリアはアイラッシュエリアのBOX型の区切りによって前面道路の視線から遮断した。また、手前から奥へと柔らかく区切り、カットを行う4席は隣り合わせにせず、それぞれゆったりもてなせるようにした。 ヘッドスパなどのケアも行うシャンプーエリアは、バックルームと手洗いを集約したBOXのさらに奥へ設け、格子で柔らかく区切ることで、静かで落ち着く場所となっている。 店舗はヘアカット、アイケアのみならず、セレクトするアイテムの物販、アートや音楽など、さまざまな提案でもてなしたいとの夫婦の思いがあった。その象徴としてのロゴアイコンはオーナーの熱望で、かねてからのファンであるイラストレーターの長場 雄氏に依頼することになった。ファサードの引き違い戸のガラスを額に見立て、長場 雄氏によるロゴアイコンが路地空間に浮かび上がる、文字どおり店舗の顔となった。

物件所在地