東広島の食堂

ビルディングタイプ
レストラン
8
220
日本 広島県

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 設計
    SFSA
  • 担当者
    末吉真也・藤田敦
  • 施工
    前田ハウジングプラス(山本和良)
  • 撮影
    三崎利博・松田亮介
  • 現場監督
    HIRATA(福田良太郎)

研究施設に付随するホテルに併設された⾷堂のデザイン。 改修前も⾷堂として利⽤されていたが、施設の⽼朽化にともない客⾜が遠のいていた。 そこで内装を刷新し、新たな⾵を通すことが求められた。 設計作業を進めていく中で家具の転⽤(机) が⼀つの条件にあった。 約 35 年使われ続けていた家具たちは独特の⾊味と雰囲気を醸し出していた。 懐かしすら感じる家具を転⽤して新しいイメージをつくるという⽭盾を出発点にした。 また、この⾷堂利⽤者は施設関係者と外部からの⼥性客の⼆極に別れている。 その異なる客層を許容できる空間にすることも今回の命題であった。 敷地となる空間は緩やかに湾曲していて、壁⼀⾯に広がる⼤きな窓が特徴的である。 窓から⼊る光が濃淡を作りながら空間を包み込む様⼦が美しく、デザインに拡張できないかと考えた。 転⽤家具の雰囲気を漂わせながら、同⾊⽊材で空間を構成したのち、 光の通り道をトレースするように⽩のグラデーションで包み込む。 ⾃然光の濃淡や⽩のグラデーション、それらと混ざり合う転⽤家具と空間、 様々な要素が溶けあいながら調和している状態を作りだした。 利⽤者にはここにしかない調和のなかで、⽇常とは違うリラックスを楽しんで欲しいと考えている。

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物件所在地

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