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ビルディングタイプ
美容

DATA

CREDIT

  • 設計
    南俊允建築設計事務所
  • 担当者
    南俊允
  • 施工
    SU-Ma.U
  • 撮影
    Takehiro Goto,Toshimitsu Minami

中目黒の美容室 -大きな通りに面した小さな美容室- 中目黒駅から山手通りを南に10分ほど歩いたところにある5階建てマンションの1階にある美容室への改修である。 この美容室の間口は、前面の歩道幅よりも小さく、奥行は、前面の車道幅よりも狭い。 クライアントからは最初に二つの要望があった。一つは、カットスペースには3セットの置き鏡と椅子、2台のシャンプー台、待合スペースには、2脚の待合椅子、その他収納など、この店舗の広さにしては多いであろう家具やものを置きたいということ。もう一つは、屋外のようなスペースにしたいということだった。 まず、大きな通りに面して大きな開口をとることで、奥行きの深い空間に、一日の太陽の変化や風景のうつろいが刻々と現れるようにした。さらに、既存建物の柱が4本現わしとなっており、入口側から順に待合スペース、カットスペース、シャンプースペースとした。柱によって、明快にスペースが分かれるのではなく、柱にかかるシャンプー台や待合など、各スペースが隣のスペースに少し滲むようにすることで、屋外のようなおおらかさをつくり出そうとした。 一部銀膜を残した置き鏡は、カットする時には、鏡に自分だけが映り、全反射する角度ではガラス部分全体に風景が映り込む。奥行き方向に3台並べられた置き鏡は、立ち位置によって刻々と室内風景にうつろいを与える。待合スペースは、前面開口から大きく外に開かれている。奥のカットスペースは、まちの様子が隣の鏡に刻々と映りこんでおり、シャンプー台からは、間口が2倍になったように、外の風景が室内にうつろう。入口近くのアクリル柱は、刻々と変わる自然光を光と影に分光し、ある時刻になると虹が現れる。 反射やスペクトルといった科学現象が太陽の光や外の風景など日々異なる自然の様子と交わることで、偶然と必然が同在する豊かなインテリアランドスケープを目指した。この小さな美容室が、まちの風景に豊かさと彩りを与えてくれることを願っている。

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物件所在地

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