SHISEIDO BEAUTY PLAYGROUND

ビルディングタイプ
工場・倉庫
5
302
日本 栃木県

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 設計
    DO.DO.
  • 担当者
    原田圭
  • ディレクション
    資生堂クリエイティブ株式会社
  • クライアント
    株式会社 資生堂
  • 施工会社
    凸版印刷株式会社/株式会社トータルメディア開発研究所
  • 展示企画
    凸版印刷
  • 展示企画
    トータルメディア
  • サインデザイン
    hokkyok
  • 映像
    WOW
  • 建築
    大林組
  • 撮影
    ナカサアンドパートナーズ

「BEAUTY PLAYGROUND」という施設コンセプトを元に、資生堂の工場が“美の楽しさを生み出す場所”と捉え、子供から大人まで美で遊び学ぶことで資生堂が提供する価値を体験できるような見学施設を目指した。 資生堂の工場ならではの表現とするため、製造設備をモチーフとし、タンクやパイプ、ベルトコンベアなどの要素に資生堂らしいカラーリングや素材感を組み合わせ、美の楽しさが溢れ出すような空間デザインを考えた。展示の入口にあたる約100Mの通路空間は、現物のプロダクトを載せたベルトコンベアが、床と繋がり大きくなって、来場者が製品になったような視点で、出荷から製造までの流れをグラフィックやトリックアートと共に体感できるデザインとなっている。 そして、展示室に入ると最初に、資生堂の歴史、那須工場の事、資生堂の目指す未来を伝える映像を観ることのできる、大きなタンクのシアター空間に入っていく。展示空間は、製造現場と繋がっている空間にしたいと考え、大小様々なパイプが壁や床、天井から鏡を通して飛び出してきたデザインにした。 外光を受け、様々な表情を見せるカラフルなアクリルパイプがスキンケア商品の持つ透明感や瑞々しさを表現している。 伝えることが難しい内容も、ボールコースターや、UVライトで浮かび上がる絵を用いた間違い探し、プロジェクションマッピング等で、美の遊び場で楽しみながら体験できる展示を行っている。 動線上、行きと帰りで2回、100Mの通路と展示空間を通らなくてはならない制約の中で、戻る動線でも展示が不自然にならない工夫や、行きと帰りで風景や機能が変わって見えるよう、配置やデザインを何度も検証した。 回遊性のある自由で楽しい空間は出会いや発見を生み、好奇心を促す空間となり、ポップでカラフルな資生堂ならではの工場見学施設を目指した。

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物件所在地

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