
PROJECT MEMBER
DATA
- ビルディングタイプ
- 幼稚園・認定子ども園・保育所
- 構造
- 鉄骨造
- 工事種別
- 新築
- 延べ床面積
- 867.45㎡
- 竣工
- 2020-03
CREDIT
- 設計
- 日比野設計+幼児の城
- 担当者
- 日比野 拓・輿水 響子
- 施工
- 山旺建設 株式会社
- 構造設計
- 株式会社 ヨシオカ設計
- 撮影
- Toshinari Soga ( studio BAUHAUS )
「見て、触って、感じて、地域を学び五感を育む園舎」というコンセプトのもと、 愛知県の阿久比町に新築されたこども園。 かつて阿久比町には「横松大工」と呼ばれる大工村があり、横松大工たちの手によって作られた神社やお寺が数多くありました。この地域の伝統である横松大工の歴史から、子どもたちが素材を目で見て肌で触って感じ、地域の歴史を学びながら五感を育む計画となりました。 お寺の境内に建てられた園舎には、境内の景色を切り取る額縁のような開口部、陰影を作る連続した縦格子を取り入れています。また、お寺や門や水屋の瓦屋根に合わせたグレーをカラーコンセプトとして外壁の色を取り入れ、お寺と馴染むような外観となっていると同時に、子どもたちに愛着と親しみを感じさせます。 共用部には、自然素材である木や窯の中の状況によって色合いが変わる窯変タイル、色むらが生まれる塗材などを使用しています。これは、子どもたちが様々な質感の素材を見て、触って、感じ、五感を育む機会を生み出しているだけでなく、質感のある素材はお寺との一体感を生み、安心と温かさをもたらしています。 お寺の参道から園内を通って園庭へと続く道には、本コーナー、ネット遊具、クラフト広場があり、子どもたちの好奇心を刺激し、様々な遊びが生まれます。 境内と接続するダイニングは、全開放できる扉を設け、開放的で心地よい空間であると同時に、お寺の境内に面した広い縁側は参拝者と子どもたちとを繋ぎ、コミュニケーション力を養う場としての役割も果たしてくれます。 お寺の温もりを大事にし、地域とのコミュニケーションが育まれる環境の中で、子どもたちは、地域の歴史に触れながら、五感と創造力を育む園舎となっています。
