Leather Lab. hi-hi

ビルディングタイプ
スタジオ

補足資料

軸組
模型写真
平面図
図面
DIY前
その他
外壁DIY
その他
外壁DIY
その他
メンテナンス
その他
メンテナンス
その他

DATA

CREDIT

  • 設計
    Ginga architects
  • 担当者
    武田幸司
  • 施工
    片倉工務店
  • 撮影
    後藤荘太

手作りが息づく5坪のアトリエ 母屋の隣に寄り添うように計画された、約5坪(約10畳)の小さな皮職人のアトリエである。建築的には最小限のボリュームでありながら、施主の制作活動を支える確かな拠点として求められた。限られた予算のなかで、単なる作業場を超えて「居心地の良いものづくりの場」をどう実現するかがテーマとなった。 空間の構成と考え方 コストを抑えるため、仕上げは極力省き「小屋」の状態で留める構成を採用した。ここにDIYによる棚や造作、ルーバーの外壁など、施主や仲間の作家が少しずつ手を加える余白を残している。設計段階で完結させず、むしろ「未完成」であることが、このアトリエの大きな価値となっている。空間はシンプルであるがゆえに、作業の動線や手の届きやすさが際立ち、素材の扱いや制作のプロセスが自然に空間へとにじみ出していく。 手仕事と共同のデザイン 棚や看板、手摺といった小さな部分を知人の作家たちが手掛け、空間はひとつのコラボレーションの場として広がっている。作ること自体がデザインのプロセスとなり、建築は「完成された作品」ではなく「共に手を入れていく媒体」として機能している。このアトリエは、ものづくりの手触りが建築全体に宿る場所なのである。 居心地とライフスタイル 完成度の高さではなく、過程そのものを楽しむ空間は、施主のライフスタイルと直結している。作業の合間にふと休むときも、手を動かしながら次のアイデアを思いつくときも、この小屋はいつも柔らかく受け止めてくれる。居心地の良さは設計の「精巧で緻密なこと」よりも、「自分の手で仕上げていく」という感覚から生まれている。 Leather Lab. hi-hi は、最小限の建築的枠組みとDIYの余白を掛け合わせることで、施主の創造性そのものを引き出すアトリエとなった。ここでは建築と工芸が地続きになり、使い手の手の動きがそのまま空間を形づくっていく。小さな5坪のアトリエは、作ることの喜びを映し出す大きな器である。

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