ASUCAアイクリニック

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AICA施工例コンテスト2022 オルティノ同柄コーディネート賞 所在地:宮城県 設計:堀川塁 / タカラスペースデザイン株式会社 サイトは仙台駅直結の高層ビル11階に位置し、周囲には同じ高さのビルはなく、窓からは仙台の街を一望できる。内部の条件としては、オフィスビル特有のシステム天井で、空調、給排気システムを全くのゼロから構築することが難しく、天井部分の操作は面材の仕上げを含めてほぼできないフロアであった。 施主の希望は、2方向を向いた景色を生かすことであった。このため、視覚的に大きな存在感を放っているマス目状の天井を意識させないよう、クリニックを利用する人々の目線を下げる必要があると考えた。そこで、天井照明はグレアレスとし、床のライン照明を強調して目を向けさせた。 また、広いクリニックの内部と外部とを光のラインで区切ることによって、外と内の境界をあえてはっきりさせ、外の景色をより際立たせることを試みた。 診療スペースはフロアの中心部に集め、この「箱」が2方向を向いた大きな窓に面している。受付から検査までの動線と位置関係は、左側に外の景色を見ながら、右側には「箱」がある。このとき、右側のしつらえとしてアイカ工業のオルティノルーバーをランダムに配置することで、単一となる動線に変化を与えようと考えた。さらに、窓の下の壁のしつらえを同柄のオルティノ・ペリメーター仕上げとすることで、空間全体の統一感を出すことに成功した。