
PROJECT MEMBER
DATA
- ビルディングタイプ
- 幼稚園・認定子ども園・保育所
- 構造
- 鉄骨造
- 工事種別
- 新築
- 延べ床面積
- 752.88㎡
- 竣工
- 2017-02
CREDIT
- 設計
- イアナ
- 施工
- シン建工業
- 構造設計
- ジムネ構造空間研究所
- 撮影
- 鳥村鋼一
本計画は国家戦略特区制度を活用した認可保育所整備計画です。 「都市公園法」の規制緩和により、本来出来なかった公園内での建築を実現した全国で最初の事例の一つです。 このような立地条件のなかで計画するにあたり、地域住民・周辺環境と密接な関わりの協調が求められました。 またもともと一部住宅地であった過去を持つ公園であり整備された区画に建設するため、一般的な公園とは性格が異なり世田谷の都市的な部分と保育理念にある近代性の反映が強く求められました。 そこから公園に無理に同化するのではなく、建物として存在する事を肯定することから設計が始まりました。 ファサードや平面計画は自然物にはないシンメトリーとし、アートやプレゼンテーションなども保育に取り入れ包括する計画になっています。公園で見つけた虫や花をLABO(保育園)で追究するといった、近代的なクリエイションのフローも意識されています。 内部環境は保育園が抱える近隣に対する視線の問題や施設内の生活音を考慮し、外観上の開口部は最小限にとどめて、採光や通風は中央のインナーテラスや各所の天窓、テラスから取り入れて開放感のある空間を保守しています。またカフェを設けて、地域住民や、保護者の休憩スペースとして開放することで、地域との繋がりの活性化に寄与しています。 都市型の公園×クリエイティブ保育といった稀有な関係性により、最も新しい保育園一つのカタチが誕生したのではないかと考えます。
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