銀座美容メディカルクリニック

昨今話題の再生医療を取り入れた、 美容治療を行うクリニックのデザインである。 お客様、銀座の街、美容・再生医療を シームレスに繋ぐクリニックをコンセプトとした。 銀座の街中、ビルの8Fという立地を活かし 都会的で高級感のある店舗を目指すと同時に、 お客様がリラックスをして自分と向き合うことのできるような 空間づくりを心がけた。 アーチ形状を取り入れたいという希望があり積極的に採用した。 各室は平面的、立面的な曲線で繋がれ、 診察から施術までの一連の流れが緩やかに行われる。 視線の先の景色が曲線によって切り取られ、柔らかい印象を受ける。 直線と曲線が共存するところは、双方の良さが引き立つ。 多様なシームレスを感じられるような空間となった。 レセプション、診察室と洗顔スペース。 カウンセリングルーム、処置室、パウダールームがそれぞれ2部屋ずつ、 奥には準備室と休憩室。 機能的で使いやすいスタッフ動線を考慮し配置した。 テナントビルの特徴である大きな開口部に沿って レセプションスペースと診察室を配置し、 窓の機能を最大限に活かす平面計画とした。 訪れたお客様が心地良く感じることはもちろん、 個室が多く閉鎖的になりがちなクリニック空間で働くスタッフが 自然光を含む外部要素に触れ、開放感を持てるよう配慮した。 2種類のカーテンを設けて、季節や時間帯によって光量や景色を調整し 様々な表情を作ることが出来るようにした。 この場所で、 人がもともと持っている再生する力を引き出し 自らの力でより美しくなることを目指す美容・再生医療が いっそう多くの人々に広まっていくことを期待している。