
PROJECT MEMBER
DATA
- ビルディングタイプ
- 共同住宅・集合住宅・寮
- 構造
- 混構造
- 工事種別
- 新築
- 延べ床面積
- 257.56㎡
- 竣工
- 2022-03
CREDIT
- 設計
- 津野建築設計室
- 施工
- 小川建設
- 構造設計
- ASA
- 撮影
- 西川公朗
- 家具製作
- スケール
- 照明設計
- ソノベデザインオフィス
- 植栽計画
- ysteez / Botánico 8
周辺は風致地区指定の環境の良い住宅地で,街並みとしては風致規定による隣棟間隔が大きいため,緑豊かな中,道路側のファサードだけでなく家の側面が並んで見えるようなエリアでしたが,低層ながらマンションの開発が入り込んでおり,既存の街並みとのスケールの乖離が出始めていました. 今回のプロジェクトは長屋ではありますが,代々ここに居を構える個人のクライアントで,既存の街並みへの愛着もお持ちの方だったことも在り,長屋でありながらもここにふさわしい建ち方として,建築の側面や屋根が重なるように連続していく雁行型を提案しました. 5つの切妻型が雁行して配置し,その雁行を強調するようにオープンなアプローチと,緑豊かなセミクローズな庭が交互に配置されています. また,5つの切妻型は住戸の別に関わらず,個室群-LDK-水回り-LDK-個室群の構成となっており,2つのLDKの棟には南北に抜ける大きな窓と専用庭を配しました.また,水回りを一棟に集約することで,長屋内の音の問題に配慮しつつ,南北の植栽庭と配管が干渉しないよう配慮しました.