室町通りのいえ

RC造7階角部屋における分譲マンションの一室の改修。 南北軸方向に部屋を横断するLDKとそれと並列に洗面室、主寝室、客間などの個室を配置し、可動建具によって間取りを構成する。可動建具の開閉により、空間を大きなひとつながりのワンルームや細かく分節した個室と空間が変化し、シーンが切り替わる。建具により窓辺が開放されることで外部の環境とダイレクトに繋がり、拡がりが感じられる。また、ルーバーのインナーサッシや壁仕上げの切り替えにより、ワンルーム空間の中で多様なシーンを生み、それぞれが異なった生活の場として居場所をつくる。