さんかくデザインラボ事務所 兼 ショールーム 兼 住宅

さんかくデザインラボの事務所兼ショールームであり、主宰者西山の自邸である。 築38年のマンションの一室をフルリノベーションし、オフィスとしての機能とプライベートな空間の共存を試みた。元々、細かく間仕切られ、窮屈な印象を与えていた70㎡を、2人暮らし（+子1人まで）を想定し、ひと繋がりの空間として再定義している。 間仕切りの配置や高さ、素材、抜け感、天井・床レベルの違いを微細にコントロールすることで、空間としてのゆとりは担保しつつも、機能ごとにゆるやかに分節し、"居場所"をちりばめることを意図した。LDKと隣接して設けたサンルームは、空間にアクセントをもたらすとともに、温熱環境および対外視覚のバッファゾーン（＝中間領域）としても効果的に機能しており、空間の豊かさを決定づけている。