
TAYORIの連営が落ち苦いてきた頃,、定食屋であるTAYORIで副産物的に提供していた焼き菓子が思いがけず人気を博し、生産供給休制に課題が生じていた。そんな時に同建物オーナーが所有する近隣の平屋の空き家を紹介された。周囲の連物よりひときわ小さく低く佇んでいる姿がなんとも愛らしく、焼き菓子専門店「TAYORI/BAKE」とすることに、敷地を閉ざしていた塀を取り払い、旗竿になっている奥の別棟のアプローチである路地を顕在化させた。新設のウッドデッキに連続する座敷の部分のみ地域の社会福祉協議会が「坂下テラス」として運営することで、店舗にとどまらない活動も行っている。