Moisteane Salon Lupinus

山形市内の化粧品販売のサロンです。幹線道路からは、建物全体をサインとしてシンプルな作りに見せています。来年の春先には、お店の名前の由来となったルピナスを足元に植えることになっています。 アプローチには庇空間を作り、路地のような明るいサロン空間が連続します。20坪の中の西側半分がオープンなサロン空間、東側は閉じるお手入れスペースや事務室、トイレの空間になります。東側の閉じる空間のプログラムの割合が多くなることで、サロンの空間にに膨らみを持たせ、曲面の大らかな円弧で区分けすることで長さや奥行きをとるデザインとしました。この円弧の部分は、柔らかなシースルーのカーテンで覆われ、間接照明で優しく光る壁になっています。西側の壁沿いにはテーブルが配置され、その下にはスリット状に開口部が設けられ、玉砂利の庭へとつながります。 小さい中に奥行きや広がりを感じる、柔らかで明るいカフェのようなサロンが出来上がりました。

クレジット

  • 設計
    Ginga architects
  • 担当者
    武田幸司
  • 施工
    鎌田工務店
  • 撮影
    小関 克朗

データ

  • ビルディングタイプ
    美容
  • 構造
    木造
  • 工事種別
    新築
  • 延べ床面積
    59.2㎡
  • 竣工
    2017-09