
PROJECT MEMBER
富山市中心部に位置する繁華街にある海運コンテナで構成されたレストラン横丁の2店舗をバーとラウンジに改修する計画 当初2ヶ月後の引き渡しが決定されており、事業計画と基本設計を同時にスタートしなければならない状況であったため、内装はフレキシブルさと駆け出しの曖昧な事業計画を先導するような提案が必要であった。 そこで既存の海運コンテナから「無骨で工業的な要素」、曖昧な現状を肯定する「フレキシブルさ」と自虐的ではあるが撤退時の費用も削減できることから本来下地材である軽鉄を仕上げ材のメインとした。 カウンターやテーブルの天板には近年取り組みが盛んになってきている海洋プラスチックから再生された天板を採用し、インテリアにアクセントを付けながらインダストリアルでミニマルな空間を目指した。 今後再利用される下地である仕上材の「軽鉄」と再利用された「海洋プラスチック」からなる空間である。 ラウンジの内装は「無骨で工業的な要素」はバーと共通して採用しつつ、施主からの要望により掘り炬燵である必要があったため座席部分には掘り炬燵としての快適性から井草を採用し扉の一部にもそれを展開する等、空間全体とのバランスを図りながら設計をした。