
パッケージ・段ボール製造業のクライアントのオフィスミーティングルームとレンタルスペースのリノベーション計画。自社の特徴である段ボールとパッケージを空間で表現してほしいとの依頼をいただいた。そこで「包む:パッケージする」「配送する」という行為を建築で計画しようと考え、 社内間や取引先との打合せで生まれたアイデアを移動ブースで包む(パッケージ化)、そしてそのアイデアを社会に発信する(配送する)というコンセプトで場を計画した。人ではなく空間を動かすことでソーシャルディスタンスを保ちながら、空間をフレキシブルに活用できるように移動ブースを製作している。来訪者に自社のことを知ってもらうための場でもあるため、自社の技術力やコミュニケーションコンテンツとして段ボールで照明やフラワーポットを作成し、パッケージ以外の段ボールのデザインの可能性を考えている。