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池尻大橋にあるビルの一室にて、深夜の食堂として利用されるような居酒屋を開きたいとの要望があり、大衆的でありながらも、現代的な空間を目指した。 そこで、表層材である木目調シートと、構造材である合板の両方をメインマテリアルとし、それぞれをアイロニカルかつ象徴的に共存させ、シンプルな空間構成と平面計画とした。 また、お客さん一人一人との対話を大切にしているオーナーの意向に沿って、大きなカウンターを設け、対話を誘発させるような関係性を意識した。 一方、カウンター席以外のスペースには、さまざまな状況に応じてフレキシブルに場を活用できるように、小さいモジュールで組み換え可能なビールケースを什器として用いた。 この食堂が多くの人から愛されることを願っている。
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