千波のいえ

ビルディングタイプ
戸建住宅

DATA

CREDIT

  • 設計
    hiro nakata atelier
  • 担当者
    仲田裕貴
  • 施工
    金澤建築
  • 撮影
    ryukanari

「働くこと・暮らすこと・開くこと」を掛け合わせた ”複合住宅” 地方の課題とはなんだろうか。高齢化、創り手・後継者不足、働く場所・働き方の多様性が低い、魅力的な場所が少ない、ローカルコミュニティ、古民家再生は活発だが築年数が中程度の空き家が多い、空き家の使い方が分からない。東京から移住(Uターン)し、都心と地方との壁を感じ、地方の壁を超えるために模索し続けてきました。 その模索した解の一つとして、築42年のハウスメーカーが建てた鉄骨ボックスラーメン構造の空き家を購入及びリノベーションし、自社の建築設計事務所と住宅、多目的に利用できる空間を外に開くことで複合施設のような住宅のような建物を考えました。 元は5人家族が住んでいた住宅で、天井高さが一般的な2.4mの個室が並ぶ、ごくありふれた間取りでした。事務所兼用住宅としては使いにくい間取りのため、ボックスラーメン構造という特性を活かし、内部をすべて解体し、各場所の使い方は決めきらずに、建物全体をフレキシブルに使えるような空間構成としました。 妻は東京の建築設計事務所に勤めおり、リモートで働くインテリアデザイナーのため、自社オフィス部分を共有しています。私たちの暮しを考慮すると、日中は夫婦ともにオフィスで過ごすため使わないスペースが生まれます。そこで、打ち合わせスペースは、時折ギャラリーやワークショップ、ポップアップストアなどに。2階のLDKは、子連れのママ会、教室利用、ピラティススタジオなど、様々な用途に変わる複合施設のように家を開いていきます。 地方だからこそ建築家が”まち”と関わる必要があるのではないでしょうか。今まで知らなかったことが千波のいえを通して”様々なことが出来る”ということに変わり、まちが楽しくなれば良いと考えています。家を外に開くことで新たなコミュニティが生まれ、空間への興味を促し、新たな空き家活用のモデルケースとなるような実験的な住宅を目指しました。

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