SPOKE CAFE

伊豆の入口に位置する 道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」内にあるサイクリストのためのカフェを造園家と協働で設計をしました。 河川沿いのサイクリングロード利用者の通過経路に位置することから、自転車利用者が気軽に立ち寄ることのできるスペースづくりを目指しました。 自転車のサドルのようなデザインの椅子を窓際に配置し、足元には自転車のパーツを利用したヘルメット掛けを。 テーブル席にしないことで、利用者の偶然のコミュニケーションを図っています。 各席に備え付けたメニューの棒は車輪のスポークを利用しています。 テーブル席を囲む家具は店舗の収納スペースとして利用でき、メンテナンス用品などの小物の収納への利用を想定しています。 テナントスペースの上部には、ダクトが露出配管されていましたが、その先には大きく広がる吹抜空間と、ハイサイドライトがあり、その空間特性をぜひ活かしたいと考えました。 仮想の天井面を突き抜けていくような植栽計画を行うことで、利用者が空間の高さを意識できるとともに、樹木にも優しいあかりが差しこむことで、生育環境にも寄与できたように思います。 壁面には静岡県東部の道路マップイラストを作成し、利用者がマップを通じてコミュニケーションが取れるように意図しています。