SHIBUYA HOME

ビルディングタイプ
共同住宅・集合住宅・寮

DATA

CREDIT

  • 設計
    TATO DESIGN
  • 施工
    株式会社 礎コラム
  • 撮影
    刀祢平喬 / Sundy inc.

マンションのリノベーション(個人邸) 高台に建つヴィンテージマンションの1室、フルリノベーションをした室内は自然光が気持ち良い清々しい空間です。眺望が開けた広いバルコニーには植物が多数置かれ、空と緑が近く感じられます。間取りは2LDKタイプ、広いLDK、ウォークインクローゼット付の主寝室、小ぶりの洋室の構成。眺望が開けたLDKをなるべく大きくすることを最優先させた間取りです。また、玄関や廊下の一部にガラス壁を設けることで、暗くなりがちな空間に光が廻り込む様にしています。 仕上材は、幅や張り方を変えた3種のオーク材のフローリング床を中心に、玄関や水廻りは大理石床、壁はホワイトカラーで素材や色を絞りました。玄関の壁タイルを漆喰塗としたり、一部天井を板張りしたりと、素材を絞りつつも単調にならない様に心掛けた空間です。また、こちらのマンションはアルミサッシの交換可能だった為、全て交換して居住性を高めると共に、室内側サッシ色を壁同色のホワイトにすることで、空間自体がシンプルに感じられる様にしました。 キッチンは特注仕様で、ASKO社製のガスコンロ、食洗機、ガスオーブンを採用、カウンタ天板と扉材はグレー色を統一しました。空間全体は多くの素材や色を使わず、シンプルな空間を目指し、特徴的なペンダント照明や間接照明を使い空間を造り上げました。現状は最低限必要な家具しか置いてませんが、今後は長く使える家具を少しずつ楽しみながら揃えていく余白を残した空間になったと思います。

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