Sunrich Atelier & Office

閑静な住宅街においての事務所兼作業場の計画である。 地域や会社にとって、多様な活動の媒介になるような空間を目指した。 まず、既存シャッターをダイナミックにオープン&クローズな状況を操作できるような装置として捉え、通りに対して柔軟性のあるファサードとし計画した。 ゾーニングに関しては、クライアントの要望から最低限必要な広さを事務所スペースとして区画し、その他部分を作業スペースとして区画し、作業スペース側は様々な活動に対して対応ができるように余白を多く残す計画とした。 素材に関しては、合板とタイルカーペットやクロムメッキといった作業場と事務所それぞれのシンボル的素材を選定し一つの空間の中で統合させるように計画し、全体性を既存建物と内装で合わせるために、既存鉄骨の錆止め色を内装の一部に対しても採用している。 また、本プロジェクトのデスクは様々な状況において利用できるようなプロトタイプのようなデザインを目指し、脚の構造やコンセントの使いやすさ、天板へのスモークガラスの採用により足元の乱雑さを緩和するなど一般的な利便性に注意して設計している。

クレジット

  • 設計
    Souta Yoriki
  • 担当者
    依木想太
  • 施工
    Sunrich
  • 撮影
    Tomoyuki Kusunose
  • ロゴデザイン
    Sho Endo

データ