Oー3号店ー

アパレルショップの店舗デザイン 「温故知新」や「不易流行」相反する観念をコンセンプトに、メンズアパレルを中心に扱うセレクトショップ「O(オー)」 以前当社で設計させていただいた1号店、3号店に続き、再び場所を変えての3号店の店舗デザインを担当させていただきました。 もともと撮影スタジオとして使われていた物件は、代官山駅入口交差点に面して光が燦々と入り、白い塗装壁にモルタル床のワンルームの空間でした。内装をつくりすぎず、がらんとした空間の中に什器が点在しているギャラリーのような空間がコンセプト。設計・工事の手法も普段とは異なり、図面作業はほぼなく、ヴィンテージ家具の倉庫にクライアントと一緒に行き、什器に使えそうなものをピックアップすることから始まりました。 床をグレーに塗装をし、既存の壁をくり抜き購入したキャビネットをはめる。解体したキャビネットの脚にガラスをのせて什器として活用し、レジの背面のストックとフィッテイングは一面カーテンで仕切る。少ない構成要素を組み合わせたとてもシンプルな内容ですが、印象深い空間になったと思います。 移動できる什器・小物でレイアウトが自由なので日々構成に変化がある不思議なお店になりました。