K-TOWN C街区

ビルディングタイプ
共同住宅・集合住宅・寮

DATA

CREDIT

  • 設計
    アプルデザインワークショップAPLdw
  • 担当者
    大野秀敏+江口英樹+山本真也+罍彩子
  • 施工
    第一建設・カネタ建設・共和土木・廣川建設工業
  • 構造設計
    MID研究所
  • 撮影
    北嶋俊治

ファスニング事業とAP(建材)事業を展開するYKKグループは、本社機能の一部を製造・開発の一大拠点がある富山県黒部市に移すと同時に、市内で様々な取り組みを進めている。K-TOWN整備はその一環の事業であり、単身社員ための100戸の社宅である。 敷地は、あいの風とやま鉄道(旧JR北陸本線)黒部駅前である。YKKが、駅前でありながら発展していなかったこの地をあえて選択した理由の一つは、中心部の活性化に企業市民として貢献することを意図してのことであった。 K−TOWNの住棟には、共通条件として同社の住宅用高断熱樹脂窓と外断熱の組み合わせで高い環境性能が求められた。A、B街区では防災的観点からRC造とし、C街区は住宅用窓の活用という点から木造とした。いずれも二戸(一戸の床面積約30m2)のフラットを積んで二層とし、それぞれの住戸を折ることで外部空間を抱え込み、隣家や他のユニットと近接しても一定の空隙を確保できる形態を探求した。RC造のA、B街区では戸境壁と床の一部を木造とし、将来メゾネットにも60m2のフラットにも、そして全部繋げて120m2の戸建て住宅にも改修できるようにしてある。それにあわせて窓周りを木造としてSI的な対応をしている。

物件所在地