PAO

ビルディングタイプ
複合施設
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737
日本 静岡県

DATA

  • ビルディングタイプ
    複合施設
  • 工事種別
    新築
  • 延べ床面積
    309.7㎡
  • 竣工
    2023-08

CREDIT

  • 設計
    2id Architects
  • 担当者
    岡田宰 / 石垣直将 / 高橋沙耶
  • 施工
    杢理
  • 撮影
    志摩大輔

PAO(包) /人、地域、文化を包む拠点 PAOは、静岡県浜松市にあるレトロな雰囲気が残る卸本町に計画された、フードホールとセレクトショップからなる「カルチャーデパートメントストア」である。 新たな人、まちを見つめ直す好奇心、文化を育む暮らしのアイデアと出逢う拠点となるように設計された。 楽しさ・美しさ・嬉しさを軸に食材や商品が選ばれ、薪窯ピザ|ナチュラルアイス|ナチュラルワイン|日用品が販売される。 各店舗は、ホールを囲うように配置され、フードコートのような賑わいを作り出している。 すべての店舗がホールへと繋がり、店舗同士の繋がりを生み、新たな出会いへと繋がる。 イベント時にはフードホールが、広場のような空間へと変化し、様々な催し物が行われる。 各店舗のカウンターには、街全体のレトロさと呼応するような普遍的なセラミックタイルを使用した。全体の統一感を確保しつつ、店舗の個性に合わせ、色味や形状を変化させている。 また特徴的なピザ釜は、一段高くしたPizza Stageに置き、空間全体から見渡せるコーナーに配置した。計1.5万枚のミラータイルを一枚一枚手作業で貼った“ミラーボールピザ釜”は、お店の象徴的な存在となっている。イベント時にはピザ釜にムービングライトが当てられ、本当のミラーボールへと変貌する。 どこか懐かしく感じながらも、現代的な要素が散りばめられたデザインは、 人、地域、文化など、様々なものを包む拠点となることを目指している。

物件所在地

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