Bibliotheque

マンションのリノベーション（個人邸） 本にまつわるお仕事柄増えていく本の数。膨大な数の本を収納することが1番のメインテーマでした。 自宅でお仕事をされているので、居室に加えてお仕事スペースがあったり、通常の住宅に比べて役割のあるスペースが混在した間取りです。 扉や壁で間仕切るのではなく、アーチ開口や棚、天井まで達しない壁が空間を仕切ることで用途ごとにきちんとスペースを分けながら、入り組んだ廊下の先にいてもなんとなく玄関先の様子がうかがえたりとつながりを感じることができます。廊下やリビングなど部屋の中心スペースは白をベースに、開口から覗くと奥にはカラフルな空間。縁取られた中にそれぞれの世界観が広がるようです。 洗面室床のタイルはイタリアから直接輸入したり、スイッチ・コンセントも部屋ごとの雰囲気に合わせてひとつひとつ選定していきました。各部屋の色のある空間にかわいい陶器の置物や本たちがずらりと宝箱のように各所にぎゅっと並ぶ姿が、とても素敵です。